バイク洗車でチェーンをメンテナンスする必要性と方法について
バイクに乗っている方に向けて、バイク洗車でチェーンをメンテナンスする必要性について解説する記事です。
バイクの洗車のときに、チェーンが気になる方は多いものです。
水をかけて良いのか、どのような順番でメンテナンスするべきなのか。
正しいメンテナンス方法を知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、バイク洗車時におけるチェーンのメンテナンスについて解説します。
参考にしていただければ、どのようにチェーンをメンテナンスするべきか、注意点も含めておわかりいただけるはずです。
バイク洗車でチェーンをメンテナンスする理由とは?
バイク洗車においてチェーンをメンテナンスする理由は、チェーンが重要保安部品であり、消耗品であるためです。
チェーンの役割はエンジンの動力を、後輪に伝えること。
そのため稼働しなくなると後輪に動力が伝わらなくなり、大きな事故につながることがあります。
事故とはいかずとも、パフォーマンスや燃費が低下したりすることも考えられます。
さらに消耗品であるため、定期的なメンテナンスや交換が必要不可欠です。
バイク洗車のタイミングでチェーンをメンテナンスできれば、不具合を発見しやすくなります。
洗車のタイミングでチェーンをメンテナンスすることは必須ではありません。
しかし洗車のときにメンテナンスを行うと、バイクをより良い状態に保てるようになるでしょう。
バイクチェーンのメンテナンスに必要なもの
それではバイクチェーンのメンテナンスに必要となるものを見ていきましょう。
基本的に必要な5つの準備物をご紹介します。
必要なもの①:バイクスタンド
まずはバイクスタンドです。
チェーンをメンテナンスするためには後輪をあげなければならないため、バイクスタンドで持ち上げられるようにしてください。
もしなければメインスタンドを利用しても構いません。
バイクスタンドの代わりに、メンテナンスグッズに付属しているローラーを利用しても良いでしょう。
いずれにしてもバイクの後輪をあげられるものを用意してください。
必要なもの②:ブラシと洗剤
ブラシと洗剤は洗車後のバイクチェーンを綺麗にするために必要となるものです。
洗剤はチェーンに付着した汚れを落とすためのもの。
そしてブラシは、洗剤を付けてあらかた汚れを落とした後に、チェーンを磨くためのものです。
ブラシと洗剤の両方があれば、チェーンに付着した汚れはほとんど落とせるでしょう。
洗浄の際には力を入れすぎることなく、優しく磨いてあげることがポイントです。
必要なもの③:新聞紙や段ボール
新聞紙や段ボールは、周辺が汚れないようにするために敷くものです。
洗車後のバイクチェーンをメンテナンスする際には、新聞紙や段ボールを下に敷けば周辺が汚れません。
作業をする際にはルブ(潤滑油)によって、油汚れができてしまうこともあります。
いくら屋外であったとしても、汚れが付着してしまうのは避けたいものでしょう。
メンテナンスをする際には、バイクの下に新聞紙や段ボールを敷くようにしてください。
必要なもの④:ゴム手袋とウエス
ゴム手袋は手が汚れないため、ウエスはバイクチェーンの汚れを拭き取るために使います。
バイクチェーンのメンテナンスでは、汚れを拭き取る場面が多々あるものです。
ウエスは使い捨てだと考えて、新しいものを何枚か用意しておくと作業が捗るでしょう。
またゴム手袋は、油や汚れから手を守るだけでなく、手荒れを防止してくれる意味も兼ねています。
なくても作業はできますが、あったほうが快適に作業に取り組めるはずです。
ゴム手袋とウエスもあらかじめ準備しておいてください。
必要なもの⑤:チェーンオイル
バイク洗車後のチェーンメンテナンスに必要な最後のものは、チェーンオイルです。
チェーンオイルとは、チェーン用の洗浄剤を取り除いた後にチェーンに付着させるためのもの。
チェーンを稼働させるための潤滑剤の役割を果たしています。
オイルがなければ乾燥や汚れなどによって錆びが発生しやすくなったり、動きがスムーズでなくなったりします。
そのためメンテナンスが終わった後には、必ずチェーンオイルをつけておくようにしましょう。
関連記事:【バイク】洗車の基本的な手順と洗車時に気をつけたい7つのポイント
バイクチェーンのメンテナンス方法
それでは続いて、バイクチェーンのメンテナンス方法について解説します。
メンテナンス方法はそれほど難しくありません。
きれいに洗浄をして、汚れを拭き取って、チェーンオイルを使用するだけです。
しかし正しい方法でメンテナンスをしないと不具合が出てしまう可能性もあるため、実践前に正しいメンテナンス方法を知っておきましょう。
STEP1:バイクスタンドで固定する
洗車後にチェーンのメンテナンスを行うなら、まずはバイクをスタンドで固定してください。
平らな場所にバイクを置いて、後輪を浮かせられるようにスタンドで固定します。
固定するとバイクがそのままでも後輪を動かせるようになるので、メンテナンスがしやすくなります。
STEP2:ブラシと洗剤で磨く
つづいてはブラシと洗剤を使って、バイクチェーンを磨いていきましょう。
洗浄剤はチェーンに付着した汚れを取り除くためのものです。
そして落としにくい汚れはブラシにて落とします。
頑固な汚れがある場合は、ブラシで汚れをこすってからウエスで拭き取りましょう。
STEP3:ウエスで汚れを拭きとる
ブラシと洗剤でチェーンを磨いたら、ウエスで浮き上がった汚れを拭き取ります。
もしブラシがない場合は、ウエスを薄く折りたたんで汚れを拭き取っても良いでしょう。
汚れは綺麗にウエスで拭き取ってから次のステップに進みます。
STEP4:チェーンオイルを使用する
ウエスで汚れを拭き取ったら、チェーンオイルを使用してください。
チェーンオイルは潤滑剤でもあり、チェーンの保護にも役立つものです。
タイヤを回転させながらチェーン部分にオイルを注油していきましょう。
バイクチェーンをメンテナンスする際の注意点
バイクチェーンのメンテナンスには3つの注意点があります。
注意点①:定期的にメンテナンスする
まずメンテナンスは定期的に行うようにしてください。
最初にも解説しましたが、バイクチェーンは重要保安部品に指定されています。
メンテナンスを怠ると、重大な事故につながる恐れもあるでしょう。
目安としては、500~1,000kmに一度のメンテナンスが必要だとされています。
またツーリングなど、長距離を走行する前日にメンテナンスを行うのもおすすめです。
関連記事:バイク洗車でのホイールメンテナンスの方法と洗浄が必要な理由
注意点②:劣化や損傷をチェックする
洗車後にバイクチェーンのメンテナンスをする際には、劣化や損傷をチェックすることも重要です。
チェーンは消耗品であるため、長く使っていると損傷してしまっていることもあるでしょう。
ただ清掃をしてオイルを注油するだけでなく、劣化状態、損傷状態を確認することも大切です。
注意点③:必ずエンジンを切る
バイクチェーンのメンテナンスをする際の注意点として、必ずエンジンを切らなければならないことも知っておいてください。
エンジンをかけたままチェーン周りのメンテナンスをすると、指が切断されてしまうこともあります。
必ずエンジンが切れていることを確認し、安全な状態でメンテナンスを行いましょう。
バイクの洗車をしたらチェーンのメンテンスも忘れずに
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、バイク洗車後のチェーンメンテナンスについてご理解いただけたと思います。
チェーンには定期的なメンテナンスが必要です。
バイク洗車のときにチェーンメンテナンスをしておけば、重大な事故に至ることはなくなるでしょう。
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